仮面ライダー BLACK SUN見たよって話

どうも。
「怪しげなエスパー」こと僕です。

 

皆さん御存知の通り、僕はAmazonの犬なので当然プライム会員です。
ということで、10/28(金)から配信の「仮面ライダー BLACK SUN」を29日と30日の土日を使って一気見してやりました。

 

さて、普通なら感想を言いたいところだけど、見終わってからこれを書いている今まで、感想というより不思議な想いが湧いていて、この想いを誰かと共有したいけど、残念ながら共有できるような友達は僕にいないので、この「便所の落書きみたいなブログ」に備忘録がてら残しておこうと思います。

 

◾️僕と仮面ライダーBlackの出会い

 

まず前提として、僕は仮面ライダーが好きなまま大人になってしまった、アダルトチルドレンです。
どのくらいのレベルかというと、南斗のアイツくらい。

 

f:id:moseo:20221101003334j:image

 

そんな僕は今まで「一番好きなライダーは?」と聞かれたら、「BLACK」と答えてきました。
正確には「BLACK(RX)」だけどそこは気にしてはいけない。
それと、今思い返してみると、「一番好きなライダーは?」なんて質問はされたことがないけど、そこも気にしてはいけない。
とにかく、一番好きなライダーはBLACK(RX)なのである。

 

昭和の終わりに始まった仮面ライダーBLACKだけど、僕は一応平成生まれなのでリアルタイムで見てたわけではない。


正確な年齢は不明だけど、きっと幼稚園に入る前くらいの時、近所のサミットに母親と買い物に行くと、帰り道にレンタルビデオ屋に連れて行ってくれることが多々あった。

その時の母親は、何故かXファイルにハマっており、暇さえあればXファイルを見ていた。
お陰であのBGMは今もトラウマとして僕の心に刻まれている。

 

レンタルビデオ屋で僕は決まって戦隊物か仮面ライダーのビデオを借りていた。
あと何故かヘルレイザーのジャケットを見るのにハマっていたが、そんなことはどうでもいい。

 

歴代仮面ライダーはほぼ全て見たはずだけど、その中で一番好きだったのは仮面ライダーBLACK(RX)だった。
どれくらい好きだったかというと、

・劇中のバイクがスズキのガンマだと知ってガンマに乗る
倉田てつをに会いにステーキ屋まで行く
・劇中の車、RXの由来を聞いてマツダRX-7に乗る
・就職先を選ぶ理由になる

といったザマである。

車とかバイクとか、知ったのが先か乗ったのが先か、いまいちハッキリしないが、話しを先に進めよう。

 

f:id:moseo:20221101003542j:image

 

とにかく仮面ライダーBlackが好きなのは伝わったと思う。


ディケイドにBLACKとかBLACK RXが出るときにもブチ上がってたし、リメイクの話しを聞いてもブチ上がっていた。
その時、四六時中頭の中では「キングストーンフラッシュ!」って言ってたくらいにはブチ上がっていた。
なお、どちらも、僕界隈で僕だけ盛り上がっていたのは言うまでもない。

 

f:id:moseo:20221101003653j:image

 

◾️で、BLACK SUNどうだったの

まず、見始めてすぐに「そうじゃないんだよ!」と思った。
具体的には、「リアルな仮面ライダーを見たくない」っていうのが一番だった。

 

通常、仮面ライダーBLACK、BLACK RXを通ると、次に待つのは真・仮面ライダー仮面ライダーZO、仮面ライダーJ、と平成ライダーの序列から完全に省かれ、無かったことになっているシリーズなんだけど、僕はZOで挫折している。

何故なら、単純に気持ち悪かったからである。

 

想像してほしい。
意気揚々と、レンタルしたVHSをデッキに差し込んで、「次はどんなカッコいいライダーなんだろう」と胸を踊らせている少年が、仮面ライダーシンを見る様を。

 

f:id:moseo:20221101003803j:image

 

こんな酷い話、今ならきっとクレーム祭りである。


ついでにもう一つ想像して欲しい。
傷心の少年が、その心の傷を癒すために、手に取ったVHSをデッキに差し込んで、「ZOは普通のライダーっぽかったぞ」と思っていたらドラスを見る様を。

 

f:id:moseo:20221101003819j:image

 

こんな、子供の心を折るには充分な体験した結果、「太陽の子」こと僕は「リアルな仮面ライダー」に拒絶反応を示すようになってしまった。

 

ということで「うわ、リアル系かよ。意識高いな。」と思ったのが最初の方の印象だった。

 

で、最後まで観て、結局どうだったのかというと「めっちゃおもしろかった!」とはならないものの、つまらない訳ではなく、一番近い感想は「めっちゃ好き」という感想だった。


面白かったんだけど、映像から目が離せなかったり、腹抱えて笑ったり、すごい面白かったわけではない。
かといってつまらないわけではない。
すっきりするわけでもない。
突っ込みどころは山ほどある。
全体的に音楽もビジュアルも良いけど、めちゃくちゃすごく良いと思わない。
でもめちゃ好きだった。

 

小難しい話しがあったり、メッセージ性があったりしたけど、きっと仮面ライダーを好きな人が、良いものを作ろうとしたんだろうな、って言うのが伝わってきたから、好きだと思ったのだと思う。

 

すごい不思議な感情で、誰かと共有できるものかも分からないけど、僕のBLACK(RX)が好きな気持ちが、綺麗に回収されたと感じたし、好きで良かったなと思える作品だと思った。

 

前置きの割に感想のボリュームがとんでもないことになっているが、自分でも言語化しにくい感情なので仕方ない。
とにかく観ていない人は観た方が良いと思う。
こんな便所の落書きブログを見てる人はいないと思うけど。

 

僕から以上!